[ パーソナルトレーニング ]

ボディメカニクスについて

ボディメカニクスとは、人間の体の動きに力学の原理を応用して、より小さな力でより安全効率的に介助を行うための技術です。

原理について

1,支持基底面を広げる。

人体が地面に接している面積が広ければ広いほど倒れにくいという考えです。

2,重心を低くする。

人体の重心はだいたいおへその下あたりにあります。

重心は低い方が体が安定し倒れにくくなります。(綱引きをしている時の姿勢をイメージ)

3,重心を近づける。

介助時や物体を持ち上げる時は、重心がその物体に近いほど重さを感じにくくなります。

4,大きな筋肉を使う。

腕の力だけではなく腰周辺や太ももの大きな筋肉を総動員して行う。

多くの筋肉を効率よく参加させるコツがあるわけです。(1つの筋肉に大きな負担をかけないように)

5,水平に動かす。

物を移動させるためには、重力の影響を必ず受けます。できるだけ重力の影響を除去するために水平移動が好ましいです。

6,体を捻らない。

無理に体を捻らずに膝の屈伸などで重心を移動させます。

7,摩擦を小さくする。

物体が何かと触れている部分を接地面積と言います。接地面積は小さくなるほど摩擦が小さくなります。(できるだけ摩擦を少なくするためにボールポジションのようなイメージを持つこと。)

8,てこの原理を使うこと。

力をかけるところを力点、そして力を受ける箇所を作用点と言います。

ベット上、臥位から端座位までの動作では、腰を支点に上半身(頭)を上に動かします。作用点はこの時、足先になります。

 

hamachamp

ブログ管理者プロフィール詳細

1993年4月1日〜1995年3月31日 箕面市入職
箕面市立障害者福祉センターささゆり園
早期療育事業、老人保健法に基づく機能訓練事業
1993年4月1日〜1995年3月31日
早期療育事業、老人保健法に基づく機能訓練事業

1995年4月1日〜1996年3月31日
箕面市役所健康福祉部地域保健課勤務
地域リハビリ、老人保健法に基づく機能訓練事業、訪問指導

1996年4月1日〜2003年3月31日
箕面市立病院リハビリテーションセンター勤務
病院急性期、リハビリ病棟、地域(機能訓練事業)、早期療育に従事

2003年4月〜2006年3月31日
箕面市立介護老人保健施設勤務
老人保健施設での入所、通所リハビリ担当

2006年4月1日〜2009年3月31日
箕面市立病院リハビリテーションセンター勤務 主任理学療法士
急性期リハビリ担当、回復期病棟

2009年4月1日〜2015年3月31日 · 箕面市立病院訪問リハビリテーション事業所勤務
                サービス事業責任者
介護保険での訪問リハビリ提供

2015年4月1日から現在
箕面市役所健康福祉部高齢福祉室 参事
介護保険、総合事業、訪問指導、住宅改修、介護予防事業等に携わる。

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